押出機とは?

押出機とは、プラスチックやゴム、食品、金属などの材料を一定の圧力で加熱しながら溶かし、特定の形状に成形するために金型を通して押し出す機械です。プラスチック成形加工法の一つで、様々な分野で活用されています。

押出機の主なパーツは、ホッパー、バレルとスクリュー、ダイス、巻取機などです。

押出機の仕組みは次のとおりです。

ホッパーから原料を投入します。
窒化処理された筒状の鋼材(シリンダー)の中にスクリューを格納し、ヒーターとスクリューのせん断熱によりシリンダー内で樹脂を溶かします。
スクリューで樹脂を前方に運びながら練り込みます。
末端部分の金型(ダイ)から樹脂を押し出します。
ダイから押し出された樹脂は、冷却水槽の中で冷却・固化します。
十分硬化した状態で引き取られ、切断されることで製品となります。
押出機には単軸と2軸があり、単軸押出機は安価ですが、ベント部におけるガス抜きが十分ではありません。2軸押出機は、着色や添加剤を混ぜたり、樹脂を改質したり、様々な樹脂を配合して練り込むコンパウンドをしたりする場合によく使われます。

 

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